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惹
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「男にモテるようになるには?
まず、何でも訊かれたことをベラベラ話すな!
それから、過去の写メ、プリクラを持ち歩いて見せるな!
毎回、違う顔をして笑って見せろ。
朝に夕に新しい女、どこか思わせ振りで、それなのに上品で、なかなか解らない。
そんな謎めいた存在になれば、嫌でも向こうから追っかけてくる。
我が国の古典に学んで、うまくやれよ、諸君。」
以上は、学生の時に聞いた、教授の有難い御言葉です(笑)
―なるほど!チラ見せか。
とは思ったものの
我々は若く単純で未熟、更には関西人だった。
好きな人と話したい!
出来るだけ近くに居たい!
そんな感情を抑えきれず
ついつい笑いを取りに走ってしまい『オモロイ子』にはなれても
『謎めいた美女』には、なれないのが現状。
喋ってナンボが身上。
なかなか黙れない。
とにかく、沈黙が怖い。
怒ってる?
話したくない程、嫌われてる?
単に無口なだけの相手に
思い込みが爆走。
渾身のマシンガントークを炸裂させ、敢えなく自滅なんてことを何度もやらかした。
しかし、ある日。
待つ側では無く、自ら追う立場になってみれば
―あら不思議。
言わない事の裏側が、気にかかる!
上手く濁された言葉尻が、気になる!!
なぜ、あの人はつまらなそうなのか?
輪から外れて、黙って呑んでいる人が気になる!!
そう言えば。
クイズ番組は、必ず答えまでみるし。
ミステリードラマも犯人が解るまで見る。
小説も、結末まで絶対に読む!
妄想して幾つか違う結末まで考える!!
毎日朝刊と共に、嫁姑間の空気を読み
オトンの態度から
兄貴の部屋から漂う空気
妹の電話から伺える相手の態度まで読んでしまっている。
ああ、なるほど。
私は知りたい魔人なんだな…。
気を付けないと、どんどんヤラレてしまうわけだ。
と気付いた時には既に遅し。
出会い系という虚実入り交じったネットの海に沈んでいたのだった。
でもまぁ、相方と逢えたし。
結果オーライってことで。(笑)
現在は妄想で惹かれて…(相手にヒかれてないかかなり心配しつつ)
って感じですかねwww
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