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子供と生まれ変わり云々の話をした時だった。
「ママは、なんになる?」
―この漠然とし過ぎな発言の仕方は、ウチの親父的なアレだわ。
と、イラッとしつつも
何っていうけどな、大体ジャンルが広すぎてまるで意図が分からん。もっと具体的な質問にしてや。
で、おまえは何になるつもりなん!?と訊いたところ
『リュック』
即答だった。(笑)
予想外過ぎるこたえに、コチラは全くついてゆけずポカーン。
その瞬間、頭の中で閃いたことがあった。
―あっ!!
もしかしたら、こういうことやったんか!!
私は母によく『アンタの言うことはまるで分からん。全っ然、あたしと違う。』と言われていた。
当時の私は、とにかく『違う』『分からん』という語にしか反応出来なくて、どこか突き放されたような寂しい気分になったことをよく覚えている。
そんな自分をどうしていいやら解らず、モヤモヤした気持ちのまま、過ごしていた。
しかし、今なら、あの時の母の気持ちが解る!
予想外過ぎてポカーン
なんだこんな単純なことだったのか!
そして、子供の気持ちも何となくだが、解る気がする。
たぶん、我が子は深刻になりすぎた空気を何となく察知し、少しふざけて私を笑わせようと考えたのだろう。
―だったら、それに私が乗っかって、逆に笑わせてやるのはどうか?
リュックって
中身パンパンに詰まったら苦しいかもやで!?
しかも、その中身はオヤツみたいなエエもんと違うねん。
靴下とかパンツとか、洗濯する前のばっかりや!
『うわっ!いややな、ソレ!!』
でも、キャンプの帰りとか、結構そんな感じになるやん!?しかもリュックやから、足も口もないし、自分で逃げたり、文句言うたり、できへんねん。
『うわぁ!!なにそれ!?ハハハハ!』
思ったとおり、笑い出した。
経験値とは、こういうことか…。
私もダテに年食った訳じゃなかったんやな。
思えば母の『分からん』は、私の原点みたいなものだ。
同じ日本語なのに、親子なのに、全く通じていない!?
ショックとともに、生まれたのは、ならばどう言えば伝わるのか?という疑問だった。
タイミング?
表情?
ツカミ?
オチ?←芸人化
(?_?)
以来、私は『自分語』を一般的な言葉に言い換えること
ピッタリ言い表せるような言葉を探すことにばかり、気を取られ、時を費やしてきたような気がする。
こんな私にとって、だれかと一瞬でも同じ感動を分かち合えることは、最高に嬉しいし、とても幸せなことだ。
―ああ。
また今日も、BにもLにもカスリもしない話を書いてしまった。
ま、BLフィールドで、こういう全く期待ハズレな文章にあたってウッカリ読んでしまうのも、腐な皆さんの経験値の内、やんね?(笑)
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