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『ママ!今日ヤングマン全部吹けるようになったで!!』
『ああ、そう。それじゃあ、吹いてみて。』
♪~♪
これをヒデキが歌っていた頃、ママはまだYMCAの○○○へ通っていたのよね。
それが小学校のリコーダーで吹く曲リスト入りとは
時代やねぇ。
うちの大人たちは、よく歌うヒトたちだった。
父と祖父は完全な音痴で、全く聴くに耐えなかったが
母はきれいなソプラノで、レパートリーも幅広いし、リズム感も完璧だ。
曲名も、歌手名もいまだによく知らない曲が多いけれど
母が家事をしながら歌っていた姿は、確実に私たちを音楽、特に歌好きにしたと思う。
声を出す楽しさ。
皆と呼吸を合わせ、集中する素晴らしさ。
歌えば、晴れやかな気分になる。←オーバーやな。
昔から緊張しぃだが、声を張ることだけは得意だった。
歌う機会があれば、必ず全力で歌った。(日本国歌だけは無理w)
子供が生まれてからも
寝かし付ける時、遊ぶ時、たくさん歌った。
義母がそれを見て、感心していた。
「私は下手やから、全く歌わんと育てたわ。」
( ; ゜Д゜)
ま、マジっすか!?←かなりのカルチャーショック
そして、現在。
私の子供も、気になる曲が聴こえると、必ず私に曲名を訊くし
場合によっては、歌詞を覚えようと必死にメモを取る。
覚えたアニソンは、毎回テレビを観ながら必ず口ずさむ。
――ああ、私と同じだ…。
本人は知らない
それが、幼い日の私と全く同じ行動だということを。
本読みのセリフは、必ず登場人物になりきって自然と声色を使っているのも、母や私と同じ。
一瞬誇らしいような気がしたが
――待てよ!?
つまりコレは、もう1人の私が育ちつつある、ということかっ!?
Σ( ̄□ ̄;)
着る物や髪型にはあまり興味がなく、買ってくれと言われるのは、本やゲームばかり…。
((×_×)
――コレは、何とかせねば、非常にヤバいっっ!!
中学あたりで、腐女子道まっしぐらになりかねん…
何とかして、ステキ女子に育っていただけないものだろうか?
子育ては、やり直しが利かないと言う
しかし!まだ、遅くはない筈だ!!。
――ん?
『親の背を見て子は育つ』
た、たしかに…
(ボクの背中は自分が思うより正直かい?)
誰かにきいたら
むしろ不安になりそうだ…。
(どんな時もどんな時もボクがボクであるために
好きなモノは好きと言える気持ち抱きしめてたい)
嗚呼、ダメダメじゃん!?
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