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「で?小説書いてるって言うてたけど。それって売ってへんの?薄い本とかにしてないん?」
昨日、姉さんに訊かれた。
「ええ。全く。むしろ私がお金払ってますねww」
「ちょ!それメッチャ勿体無いやん?今ってさ、色々あるっていうやんか!?」
「ハハハ…確かにありますけど。仕組みをイマイチ理解しきれてませんし。それに…」
「それに?」
「なんていうか。他の人の読んだら、もう全っ然まだまだやし。ハッキリ言って万人にウケる、皆に売れる、そんな感じをねらってみても、アカンのですよね~。」
「あぁ…。」
「昔のを読み返したら、穴だらけで恥ずかしいし。手直ししようにも、もう集中力がなくて。この前の返事を書くだけで、ヘトヘトでしたもん。」
「あの手紙は文章ちゃんとしてたし、面白かったで?」
「そうですか?あー、書いて良かったぁ。」
「短いやつ、少しずつ書いていけば?」
「いつか、デビューする用に?wwでもね私、ガラケーでしか、書けへんのですよ?」
「はあっ?和泉。そこはパソコン使えよっ!」
「その前に新しいの買わなくちゃ。」
「うわぁ。そこからか!?」
「はい、まずは初期投資が必要ですwwてか、Sさんこそ、絵も字もかけるでしょ?かけばいいのに!」
「いやー、パソコンやったら、肩こるやん?目にもくるし。」
「…ですよねぇ。」
四十越えのリアルな会話が延々と続きましたとさ(笑)
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