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18歳以上ですか?
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汗
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「ねー、おかあさん。クレヨン○んちゃんて、なんでクレヨンなんだと思う?」
テレビを眺めながら、子供がきいてきた。
「さあ?」
「あのね。実は○んちゃんて1回死んでるんだって。それを悲しんだみさえが、クレヨンで描いたのが、動き回って今の○んちゃんになったんやって」
なぬっ?!(゜ロ゜ノ)ノ
――なんですか。
そのやたら暗くて重いリアルを背負った薄ら寒いファンタジーは?
ツッコめない。つか、マジかよ、みさえ!?
「だからね、いつまでも○んちゃんは幼稚園児なんやって。」
――いやいや。
幼稚園児で、あれだけの発言、アクションだもの。
あの感じのまま、15歳になんかなった日には、絶対放送禁止だよね。
そして、大きな人たちにしか観せられないジャンルに指定されるであろうことは必至…
「ぉ、オラは、いつまでも、幼稚園児で正解だと思うぞ?」
私の答えを軽くスルーした子供は
「はぁーあ、早く大人になりたいな…。」
と呟きながら、クーラー(やせ形の我が子には寒すぎる室温らしい)と、エレベーター付きの校舎へと出かけて行った。
「あーあ、子供に戻りたいなぁ…。」
などと呟くだけムダな昼下り。
まだ親に心配をかけている…。
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