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絆
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高校
たぶん、1年300日は通っていたと思う。
いや、学校というより
図書室に通っていたイメージが強い。
というのも
当時の私は図書委員の役員(逃げ損なった)で、昼休みと放課後の図書当番や戸締りをやっていたからだ。
毎日なんやかや、雑用をして
とっぷり日が暮れてから下校した。
駅前に着いたら着いたで、友達が顔馴染みのレコード店(そう言えば変な店だった。)の中で小腹を満たしつつ、他愛のない話をしたり、隣の書店で立ち読みしたり…
そんな10代の時間を一緒に過ごした仲間は
クラスメイトでも、部活の部員でもない
同じ歳でもないし
ましてや家族でもない。
とても自由で個性的な彼ら(見る人からすれば、ひどい落ちこぼれだったり、かなりの不思議ちゃん)に出逢って
生まれて初めて
「ああ。私は私のままでいいのかもしれない」
と感じて 肩の力が抜けた。
やっと言葉が通じる人を見付けた!!と
皆に会いに学校へ通った。
しんどいことも、あったけど、とても楽しかった。
本当に
あの3年間があったから
私は今生きているのだと思う。
高校野球を見ながら
なぜだか炎天下のグラウンドでソフトボール(球技は大の苦手)を全員でやった合宿を思い出した。
(部活じゃないのに、新旧の役員で合宿したのだ)
夜は夜で、朝までUNO&花札大会を開催。
男女入り混じっての雑魚寝(というか寝オチ)が先生にバレて、ものすごく怒られたっけ。
ではでは
夜通しUNOをやった仲間に、逢いに行ってきます
(* ̄∇ ̄)ノ
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