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沸
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斑月さんの作品についてのコメントで
『源氏物語?六朗が光で夜空くんは若紫!?』
というのがあってwww
それで、自分の中の源氏物語についての想い出がブワッと吹き出てきて
非常に懐かしい気分になりました(笑)
たしか高校で習ったのは、冒頭部分の「桐壺」。
『いずれのおおんときにか…』ってアレですね。
光の母、桐壺ちゃんは、更衣。つまり、帝の身の回りの御世話係として宮中に上がります。が、デキちゃったというか、超絶溺愛されちゃって。もう連日ヘビロテ。帝は誰の諫言も総スルー、アイニージューアイウォンチューで、しきたりも慣習も、そもそもの仕事さえ出来ない事態に「なんということでしょう!?」と本人も身が縮む思いの日々。それでも、帝がこんなに想って下さるのなら…とそれだけを頼りに暮らしている。
しかし。帝の依怙贔屓っぷりは、憤った人々の妬み怨み嫉みをも桐壺ちゃん一身に集めてしまい、地味な嫌がらせされたり、無視されたり。ブルーに成りすぎて病んだ姿も「可哀想ぢゃん!!」と更に帝に庇われるという負のループへ。そんな中ママ似のラブリーな皇子が生まれ、帝の親バカぶりに「もしかして、この子が第一皇子を飛び越して皇位を継ぐんじゃね?」なんて話さえ飛び出します。ビミョー過ぎる位置にいる光。しかし、そのあまりにイケてる外見、中身の神っぷりに誰もが本気で憎めない。ついつい許してしまうのでした。
その次に習ったのは「若紫」。
初めて光が紫の上を見る場面です。(光18才・紫9才。ついでに言えば葵上は22)
何だか、体調不良で熱っぽくて、ちょっとヤバいかもってんで、山に近いお寺に出掛けた筈が…。
暇を持て余してると「最近尼になった女が、子連れで近くに滞在中らしい」という情報を家来がキャッチ。「要チェキラ~♪」とばかりに、垣根越しに庭を覗きますと、涙ながらに、何か訴える子供の声がする。「えっ!?誰あの子?めっちゃストライク!てか、マジヤバいかも。超あの人に似てね!?」
それもそのはず、この子は藤壺の兄の子。つまり藤壺の姪。「この可哀想な子の未来の為だったら、ボクが何でもシマスYO!」と光が言っても、尼さんは何かの勘違いとして取り合わない。でも、光は諦めきれない。「尼が亡くなって、明日、紫の父が迎えに来る」という情報を掴み、夜中に車で爆走。まんまと拉致に成功しちゃいます。
我々を教えてくれてた古文の先生は真顔で「ハイ男子!これ今の時代にやったら、未成年者略取だからね!?絶対ケーサツ来ちゃうから!!」と言ってましたっけww
「それと女子。良かったね、この時代の生まれじゃなくてさ。あんた達みたいに、3ヶ月で破局!とかは恥ずかしいんだよ。ハイ、それから。いきなり親切になったり、誰か紹介してっ!て寄って来る男は絶対信用するな!!以上。」
後は、読書週間の展示の為の漫画を何枚も模造紙に拡大模写してくれながら
「この、タラシがぁあっ!!」と奇声を上げていたS先輩。(濱田マリ的美人)
―この作業、そんなにキツいのか…我々図書の為に、大変申し訳無い!と密かに思ってました。
だったら自分で描けよって話ですが。
私、画伯なんで。頑張っても、アンパンマンがせいぜいですww
まだSさん、絵を描いてはるんかしら?今度姉さんに会ったら聞いてみよう!
短大時代には
源氏物語を1年かけて読むという講座が必須科目で
ある日
「自動車の高速道路教習で次回は休みます。」と申告したところ
「なんと!?今まで1回も休んでない?キミは嫌味な女だな。」
と言われてちょっとヘコんだり。
「プリクラなんぞ持ち歩いて見せるな!アホかキミらは?毎日新しい女であれ。そして、たまには『それではまた。斧の柄の朽ちぬ内に…』なんて呟いてギョッとさせろ!」
なんて話を延々聞かされたり
ホンマ面白いおっさんでしたわ。
夫婦間の機微とか。
ここで男はそうは思わない。女の勘違い!とか。
末摘花は、時代錯誤でファッションセンスもないし、気が利かないし、マグロだし。最悪なトラップだったのに、毎回しっかりフォローされてるラッキーガールだ!!とか
嫁入り前に、かなりぶっちゃけた話を読んでましたね。
ちょっと再読してみようかしら。←ノートとプリントが実家にまだある(笑)
おっさん曰く
光の母の一族は、以前に廃された皇太子の一派だった。
だから、皇后の一族とは仲が悪いし、隙あらば潰しにこられる。
明石の一族も桐壺の更衣系。
手ぐすね引いて、都にカムバックする日を須磨で待ってた。
海の竜神のパワーを味方につけて都に戻った光。
でも、我が子の将来までは、如何ともしがたく…
みたいな。
「あそこで、あの子と別れなかったら…」とか
「あの時、もっと子供のことを真剣に考えてやれば良かったな~」とか
「こんなことなら、嫁をもっと大事にしておけば…」とか
「もしかして。ダディも俺と同じガクブル体験済み!?」とか
世代を越えた悩み、苦しみかなしみも、透けて見えてくる深い話なんだそうですよ。
いとあはれなりけり
ヾ(@゜▽゜@)ノ
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