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生
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先日は子供の誕生日だった。
――どう言えば良いのか?
この子は本当に不思議な子で
(そもそも、私が産むとか。今でも不思議だ。)
それでいて、イチイチ面白い。
(ある朝。いきなり叫ぶから、何事かと思って訊いたら「昨日せんせいに教わったダンス、忘れてしもた!きっと、寝てる間に、鼻の穴から出て行ったんや!!」と真顔で言うから「そうか~、それは、困ったなぁ。鼻から抜けたんか~。」としか言えなかった。)
――結婚してなかったら?
たまに、そんなことを考えるけど
この子が居ない生活なんて、もう考えられない。
というか、実は、それ以前の生活をあまり思い出せない。
これほどの存在感は、誰にも感じたことがない。
(私は元々単機能だが、何をしていても、子供の声がすると、そっちへ意識がいってしまう。)
唯一無二。
ホンマにこの言葉通りやと思う。
このまま曲がらずに、腐らずに(笑)
素直なまま、育って欲しいと思いながら、寝顔を見ていた。
(3歳の時の欲しいものは、みかん。なりたいものは、ポートタワー。どちらも即答だったww)
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