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逃げる高校生と追うヤクザ
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俺は朝9時過ぎの道をだらだらと歩いていた
俺の行きつけのゲームショップは
いつも早くに開いてるからこの時間に行っても大丈夫なはず
そのお店の店長さんは
俺の数少ないお友達
「うわ、花粉がっ…」
今は5月な訳で俺の天敵、花粉が
そこらじゅううようよしてる
俺は人通りの少ない近道を通って
もう看板の見えるゲームショップを目指して歩く
今日はなんか騒がしいな…
叫び声だの怒り声だの………
は?
「す、すすすすすすすすまないっ!
わざとじゃないって言ってんだろぉおおぉおおぉおぉおお………!!」
は?
「オイゴルァてめぇ!
人におもっきしぶつかっとい
そんなんで許せると思ってんのがぁあぁあぁあああ!逃げんじゃねぇぇええ!!」
は?
えー…っと
逃げまとう制服姿の高校生(謝罪ダッシュなう)
そして
追いかける見た目やべぇ完全にヤクザだろこれって言う奴(怒り散らしダッシュなう)
な、なんじゃありゃ
朝から物騒な
ま、いいや俺には関係ないし
さっさと店行「どけ、どけどけどけ!」k…?
そのまま俺は
瞬時になにかに引っ張られ店とは斜め逆の
方向にズルズルとすごいスピードで進んで行っていた
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