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小さな書店
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「なっ、ちょ、おい、おいこら
はなさんかボケ、聞いてんのか、おい」
久しぶりだよこんなに
声を出したのは、もう!
「あ?あ、すまん」
どうやら俺はこの変な奴に
店の近くの本屋に連れ込まれたみたいで、
店主っぽい人は一瞬びっくりしていたが
すぐに棚に目を移した
あんまり人の気配のない小さな書店
で、さっきのハゲのヤクザはもう見えなかった
って言うかこいつはだれなんだ
俺にいったいなんの用なんだ
ってかそもそも俺に用なんかあるのか
「おい」
一声かけてみる
「あ、あぁすまんな、
なんか巻き込んじまったみたいで、」
これ俺、巻き込まれる必要あったのか…
「今の、何?」
「知らん、とりあえず
オレが走ってたらぶつかっちまった奴」
漫画みたいなドラマみたいな展開だな
つーかこいつ……
「そろそろ離してくんない?」
俺の左腕掴んだままなわけよ
そこそこ痛いのね
「あ、悪りぃ」
そいつは俺の左腕を離して
ポンポンとはたいた
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