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彼と彼女と・・・
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「おいカス、何をチンタラしてる 行くぞ」
「・・・あぁ」
俺の女は男前だ
見た目も、性格も、声も、本当に女なのか疑うくらいに
(でも、列記とした女なのは知ってる・・・理由は聞くな)
「かぁ、さま・・・!」
「あ゛?なんだドカス」
「つぎ、あれにのりたい」
「・・・私は高いのは嫌いだ」
あぁ、そういうところは何年たっても変わらないな
お前は・・・
「う?か、さま・・・だめ?のれない?」
「・・・貴様がどうしても乗りたいなら乗ってやる」
「!かぁ、さま!」
「あ゛?」
「あり、がと!だいすき!」
「・・・いいから歩け 日が暮れる」
「ん!い、く!」
「ふん」
息子が観覧車に乗りたいといった
妻は高いところは好かないと言った
だが、結局は・・・
「(一緒に乗るんだな)」
「・・・おいカス、何を考えてる」
「いや、何も」
素直なようで、意地をはるお前
直球で器用なようで、どこか臆病で不器用なお前
強いようで弱いお前・・・
「・・・大地」
「あ゛?」
「好きだ」
「そんなこと知ってる、今更なんども言うな 鬱陶しい」
「あぁ、悪い」
なぁ、大地・・・俺はお前と一緒になれてよかった
じゃないと、俺はあのままだった
「・・・おいカス」
「ん?」
「言っておくが、私は貴様を愛してるからな」
「・・・あぁ」
もちろん知ってる
お前の思ってることなら、人一倍知ってる
「か、さま!と、さま!は、やく!」
「あぁ、悪い 今行くから少し待て」
「ふん」
なぁ、大地・・・お前に最初に会ったのはいつだったか?
あぁ、そうだ 中学のときだ
そういえば最初に会ったとき、お前の横には・・・違う男がいたな
(あれ?お前、大地か?)
(・・・なぜ貴様がここにいる)
(あ?そんなもん遊びに来たからに決まっt(大地に寄るな)・・・幸せだな、お前)
(おい、刃!そろそろホテルに帰るぞ!)
(ふん、貴様もな)
(みたいだな(笑)お~、今行くわ~!・・・じゃあな、大地)
(・・・あぁ)
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