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チュンチュンと響く小鳥の囀り。カーテンの隙間から漏れる温かい太陽の光。
「ふわぁ~……って、んっ!!!?」
俺の隣には透が寝ていた。何でだ?
昨日はなんだかいろいろあったけど、あのあとすぐ帰ることになったので家に帰宅して風呂に入ってすぐに寝た。
そして今に至る。
って、いやいやいやっ!!!どうしてその流れで俺は透と同じベッドで寝てることになってるんだ!?
つーか、寒いな。………ってなんで俺は服を着ていないっ!!?
恐る恐る透の方を見ると透は服を着ていた。
ホッ………
って、ホッじゃねーよ!ホッじゃ!!!
マズイな。全く覚えてない。昨日みんなに襲われそうになったことくらいしか記憶にないぞ…あのあと何したっけな。
「ん~………あー、おはよ」
「えっ!?あっあぁおっおはよっ」
「……昨日の紫音かわいかったなぁ」
「えっ!!?」
「あーんな顔真っ赤にしちゃって俺に甘えるんだもん」
何言ってるんだこいつ。甘える?どうやって?
もっもしかして、セッ……あーー!!!そんなわけないっ!!何考えてんだっ!そんなわけないそんなわけないそんなわけ…
「なっなぁ…昨日…その俺何したの?」
「はぁっ!?覚えてねーのっ!?」
「ごめん…」
「はぁー。お前昨日、俺が電車で下車しようとした時に、帰っちゃやだとか言って俺の腕にすがりついて結局ここまでつれてきたんだぞ」
「そっそんなこと…っ」
「んで、家についたら突然風呂入りやがって俺が床に座ってたら無理やりベッドに寝かせてお前も上半身裸のままベッドに入り込んできてすぐ寝ちゃったんだぞ?」
何やってんだ。自分。最低じゃないか。だけどそれだけのことをして全く覚えてないなんておかしいな。なんでだ?
「色々と迷惑かけたみたいでゴメンな」
「いいけどさ、別に」
「それより俺そのこと全く覚えてないんだよ」
「あー、もしかして真哉くんが飲んでたワイン間違えて飲んじゃったんじゃね?」
「………そうかもしれない!」
なるほど。それなら辻褄が合う。
しかし取り敢えずこの男二人でベッドで朝を迎えているという状況を変えなければっ!!
そう思い床にに足をつけて立ったところで透に腕を掴まれた。
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