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今日は学校。昨日は結局あのあと透と一日一緒で遊んでいた。
あんなことがあったけど別に特に変わりなく時間は過ぎていっていた。
そしてまたいつもの日常が始まる。
勿論男子の制服を着用し登校する。
髪型だって男子高校生らしくセットする。
至って普通の男子高校生。
「いってきます」
そう言って家を出るとなんと家の前には永遠がいた。
永遠とは家は近所だし別にここまで来れない距離ではないけどいつも一緒に登校したりしているわけではないので普通に驚いた。
「えっとー、どうしたの?」
「あー…何となく?」
「は?」
「べっ別にいいだろっ!?悪いか!!?」
「いや、別に悪くねーけど普通に驚くだろ」
「……わりぃ」
「いや…まぁ、うん。別にいいから行くぞ!」
おかしい。絶対におかしい。いつもと明らかに様子が違うぞ?
何なんだ。一体。
チラリと横目で永遠のことを確認するとなんだかソワソワとしている。
あー。もう!苛つくっ!!
「なぁ、ほんとさっきからどうしたんだよ!?」
「なっなんでもねーよっっ」
「絶対何でもなくないだろっ!」
「………だって」
「え?」
そう言いながら永遠はモジモジとしながら気まずそうにポケットから紙切れを取り出した。
その紙は何かのチラシっぽくて俺は永遠の手からそれを受け取り、その内容を見て驚愕した。
「………………これ」
チラシを持つ手が震える。
最悪だ。
悪夢だ。こんなの。
だって…………だってそのチラシは……
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