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嘘
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生徒会を後にした俺は首元を抑えながら猛ダッシュで教室に戻った
ガラッ!!
咲夜「あ、瑠依どこ行ってたの?探してたんだよー」
咲夜は回復したようでいつものように近寄って来る…けど、今は近づいて欲しくない
さっき生徒会であった事を咲夜には知られたくない…何かよく分からないけど
取り敢えず、咲夜にだけは知られてはいけない…そんな気がした
だから俺は咄嗟に嘘をつく
瑠依「い、いや…普通にトイレ…」
咲夜「?…そっか」
今まで嘘を吐くのには抵抗は無かったはずなのに、咲夜に嘘をついたら何故か胸が苦しくなった
これが罪悪感というものなのだろうか…
初めて感じる感情は置いといて、俺は黙って席に着く
それと同時に咲夜は軽く小さく悲鳴らしきものをあげた
咲夜「っ!!」
瑠依「?…どうした?」
俺がそう聞くと咲夜は少し怒り気味に聞いてきた
咲夜「ねぇ瑠依。それ何…?」
?…急にどうしたんだ?てか…
瑠依「それって…何のことだよ?」
逆に質問すると咲夜は乱暴にYシャツの襟の部分を開き、そこに鏡をあて、俺に見えるようにしてくれた
見てみるとそこには…
瑠依「…!なん、だよ…これ…」
これは多分…キスマークだ
あの野郎…何してくれてんだ
咲夜「ねぇ、瑠依。さっきはトイレって言ってたけど、本当は何処にいたんですか?」
見た感じはニッコリと笑っているが目だけは笑ってはいなかった
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