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「痛…くない?あれ?」
転んだのに痛くない不思議。
「あれ、じゃねぇよ」
おや、下から声が。
身を起こすと、金髪の美青年が俺の下に。見覚えのある整った顔、それにこの甘い香り…
「…レイ?」
昨日聞いた名前が口から零れる。あれ、この人キングとか呼ばれてたけど、様つけた方が良かったのかな?
「人間は足元見て歩けないのか?」
呼び捨てで大丈夫なようだ。
「ご、ごめんなさい。たぶん俺だけです。…レイ、怪我、してないですか?」
「人間のお前程軟弱じゃないからな。」
また軟弱って…むかつく…
「こんなとこで寝てるなんて、妖は野宿が好きなんですか?野生的ですね」
ちょっと嫌味っぽく言ってみる。
「…さぁな」
「お、怒りました…?」
怒らせた、というより傷つけてしまったような。
「…さぁな」
申し訳なさそうにする俺の態度が面白いのか、さっきと同じ台詞なのにバカにされた気分だ。むかつく。
「俺、レイみたいな人嫌いです」
「へぇ?俺はお前の事気に入ってる」
キニイッテイル_____??
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