アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
第1章
-
職員会議の帰り道、配布された資料を抱えて放課後の廊下を歩いていると、軽快な足音と共に、背後から肩を叩かれた。
「やっほ! ハルちゃん!」
「淡島、廊下は走るな。あと俺はハルちゃんじゃない」
駆け抜けていく背中に呼びかける。
そうすれば、淡島萌(アワシマ メグム)は小走りのまま、振り返りニカッと笑ってみせた。
もう一声かける気も失せたハルちゃんこと御堂悠紀(ミドウ ハルキ)は、ため息をひとつこぼし、その姿を見送った。
「あの、お調子者め・・・・・・」
忌々しくつぶやくと、白衣から仕事の拠点である保健室の鍵を取り出し、開ける。
「・・・・・・んっ、あ、あっ。・・・・・・っ・・・・・・んんっ」
しかし、入るなり耳に流れ込んできた声に悠紀は眉を寄せた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
2 / 83