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〈理性〉 祐太side
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…男に欲情するなんて。
宏輔が女にみえるくらい綺麗で。
「はぁ…、熱のせいだよな」
宏輔が出ていってから後悔する。
でも、なんで俺が探してたの知ってるんだ?
見られたとか?
でも、結局見つけれなかったし。
すると、携帯が鳴る。
「もしもし?」
「祐太先輩。」
…この声は…。
「隆じゃーん!」
いつもの偽りの笑い口調で。
「先輩って宏輔のこと好きっすよね」
…いきなりの宏輔の話に動揺する。
「俺、さっき宏輔心配になって途中から先輩の家いこうとしたんすよ」
「…それで聞いちゃったと。」
すると、隆は俺があまりにもはやく認めるもんだから、すごく動揺していた。
「先輩って宏輔のこと本気で好きでそうゆうことしてるの?」
そう言われれば、結局は脅しからで
それがエスカレートした感じだし。
俺が返事に困ってだまっていると、隆はため息をついた。
「隆は、トラウマあるのでそういうことしないであげてください。」
「トラウマ?」
でも、隆は「では」といい、電話を切った。
トラウマってなんのことだ?
昔、誰かに襲われたとか?
だったら、俺の立場が悪すぎる。
てか、俺は別に女子に困ってないはずなのに彼女は作る気ないしタイプど真ん中がいなくて、咲にしか本性をみせた女がいなかった。
でも、一誠にすら、本性をみせたことがないのに、あえてバラす可能性のある俺のことが苦手な後輩におしえてしまった。
そして、コントロールがきかなくなる。
…もしかして。
「はぁ。だりい。」
そういいベットにねっころがろうとすると袋があたまにあたる。
…袋?
それを開いてみると俺がいつも飲んでいる炭酸と甘そうなお菓子だった。
…やべえ…。
これはさすがにきゅんとした。
なにも言わずにお礼を求めない感じ。
…まだ気持ちはわからないけども…少しずつだけ変わってるのはわかった。
すると、俺の家のチャイムがなった。
少し期待して出るとそこには…。
「咲?」
「祐太っ。話したいことがあるんだ…」
…この天使みたいな女に騙された俺が悪かったと気づくのはかなり後だった。
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