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〈ピンチ〉
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「あれ、髪変わった?」
「あ、うん。長くて切っちゃった」
そういうと隆は俺を携帯のカメラにうつした。
「ちょっ…とんなよ!」
「前髪短くて可愛い」
…バカにしてんだろ…。
今は10月。
先輩との出来事があって3ヶ月が経とうとしていた。
先輩たちはまだ続いてるらしいが最近どうも様子がおかしい。…話してるのをみない。
『まだお前祐太先輩のこと好きなの?』
と隆が隣にいるのにLINEをしてきた。
先輩とは部活でうまく関わってるけど…恋愛感情はどこかへ消えていた。
『もう好きじゃねえよ。』
すると、隆が隣で困った顔をした。
「お前何困ってるの?」
と携帯を覗き込むとまだ送信してない文があった。
…『んじゃ、少しでも俺のこと本気で考えてくれない?』…と。
「や、なんで読んじゃうかなぁぁぁあ!や、まじお前ないって!」
と隆が戸惑う。顔が真っ赤だった。
「…考える余裕はできてきたし、大丈夫だとおもう…」
そういうと隆はガッツポーズをした。
「まじ頑張るから!俺!」
…本当に嬉しいんだな、こいつ。
子供のような笑顔。
喜んでくれて嬉しい自分もいたりする。
…隆のことも考える余裕ができるくらい、俺も先輩を忘れることができたんだなぁ。
てか、隆、ずっと俺のこと好きでいてくれたんだな。
そう思いながら購買へいった。
…わぁ…混んでる…。
「お、宏輔と隆じゃん!」
…と話しかけてきたのは…一誠先輩だった。
の隣には祐太先輩…。
結局、祐太先輩の家に何回かいったけど居留守されたり大変だったんだよなぁ。
「そういえば、来週遠征だよな」
と一誠先輩がいった。
…あ、関西遠征だよな。
「んでさ、2人部屋らしいからさ、ぐっぱーで決めよう」
…嫌な予感がした。
いや、普通に1年2年でわければいいんじゃない…。
…予想は的中。
「んじゃ、隆よろしくな!」
と一誠先輩がわらう。
…隆あんま嬉しくなさそうだし!!
…ってことで俺は祐太先輩とになってしまった。運が悪い。
「よろしくなっ」
ニコニコの祐太先輩。
でも、どこか威圧的な…嫌そうな…。
言葉には表せないが祐太先輩が嫌がってるのだけは気がついた。
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