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〈再発進〉
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…本当にどうしようか。
悩みながら自分の部屋のベットに寝転がる。
先輩と2人部屋になってしまった。
…はやく寝る?
隆と寝る前まで会う?
「…はぁ…もうどうしよう…」
何日悩んでも結果は同じ。…あと遠征まで2日だ。
「…タイミング最悪だな。俺、変わって欲しいって一誠先輩に頼んだんだけどさぁ…。」
と隆が漫画を読みながら言う。
「…隆にアイドルについて徹底的に叩き込むとか言われて俺もう…」
そっちかーーーーい!!!
…あ、一誠さん、ドルオタだ…。
だから、彼女さんも可愛い系の人なんだよなぁ。
「…そして、正直いって俺、宏輔とがよかったんだけど…」
「まじかー」
…今はまだ流すことしかできない。
…なんでだろうか。なんか、まだこいつを恋愛対象としてみれないというか…。
てか、女の人普通すきになるだろ、俺!
いつからか、変わってしまったのだろうか…。
「そういえば、咲先輩と祐太先輩、別れたらしいね」
「は?!」
…なんですと?!!!!!!
確かに最近話してるのはみなかったし、不思議には思っていた。
…やっぱ、あそこは続かないかぁ。
「でもさ、そのタイミング見計らった女子が先輩に告白するけど『すきな人いるから』って断ってるらしいんだよね〜」
…すきな人?
でも、あの人なら嘘も普通につけるだろう。好きな人いるなんていったら諦めるだろうし、ほとんどの人は。
「好きな人いるんだぁ」
「でも、先輩たち別れて良かったじゃん?」
…喜ぶべきなのか悲しむべきなのか。俺にはなにもわからなかった。
すると、「んじゃ、俺帰るね」と隆はいい、
俺の家からでた。
…先輩、別れたのか…。
そのことで頭がいっぱいだった。
そして、遠征の日。
「よし、遊びにいくんじゃねえからな!
試合頑張るように!」
顧問がそういう。
今日から先輩との恋が再発進しようとしていた。
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