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ネックレス
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-1ヶ月前-
「健音?。見つかった~?」
「いや、見つかんねー。探すの付き合わせてホントごめんな?」
俺は今、親友の健音が落としたネックレスを
探している。そのネックレスは俺が健音の誕生日にプレゼントしたやつらしい。なくしたなら次の誕生日にでも買ってやるのに…
「そんなの全然大丈夫なんだけどさ。やっぱり1回職員室行ってみない?」
「んー。そうなんだけどさー。あんま行きたくないんだよねー。でも俺の大事なネックレスがぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「…なんで?」
「俺…今回のテストほとんど赤点だったから呼び出されてたんだけどさ、そのー…行くの忘れてて☆テヘッ」
コイツ……
「………聞いた俺が馬鹿だった。行くぞ。」
また赤点だったのか…。まぁ、俺もだけどな!!
ガラガラ
「失礼しまーす。」
「失礼します…」
「お、どうしたんだ?お前ら。2人してまたなんか悪さでもしたのか?」
「先生地味にひどいですね。健音はともかく、俺は真面目ですよ?」
「そうか…。それじゃあ、真面目な凪仁くんよォ。この点は何かなぁ?」
「……………」
国語 8点
数Ⅰ 2点
生物 10点
地理 25点
英語 0点
「…なんでしょーね?これ、誰かのと間違ってるんじゃないですか?」
うーむ
英語0点なのはマジでやばい
「残念だったな、すべてお前のだ。まだ健音の方が赤点少ないぞー。」
健音が?俺より?赤点が?少な…い?
「は!?健音お前赤点何個!?」
「え、3個だけど」
「はぁぁぁぁぁ!?お前ほとんどって言ったじゃん!裏切りものぉぉぉぉぉ!」
「……ま、まぁそれはおいといてさ!
せんせー、俺のネックレス知らない?」
「ネックレス?あぁ、落し物か…。ちょっと待ってな。」
「んー…ねーな。つか、学校にネックレスなんてしてくんな。校則違反だぞー。」
「いや、キーホルダーみたいにしてつけてただけ。お守りみたいなもんだから。…まぁ、ないならもっかい探すかー。せんせーありがとー」
「おぅ!また届いたら呼ぶから。
…あとお前、この前呼び出した時来なかったろ?」
「え、いや~?ハハハ…
失礼しましたぁぁぁぁ!」
ガラガラッバタンッ
「お前ホントアホだな…じゃ、もっかい探すか。」
「さんきゅ」
この時はまだ知らなかった。
俺が、この初恋もまだの俺が
男を好きになるなんて…
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