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溜息
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「凪仁〜。ちょっと来てー」
「凪仁!これ何!?」
「凪仁このドアあかない!」
……………………
「なぎt「うるせぇ!ちょっとは黙れよ!」
さっきから凪仁凪仁って…
こっちも色々忙しいんだよ…
主に颯人を見ることで
「…ううっ、そんな怒らなくてもいいじゃんかぁ…」
その手には引っかからないぞ…
「お前の嘘泣きはわかりやすいんだよ。」
「ふえぇっ、嘘泣きじゃないのにぃっ!」
…はぁ、コイツが嘘泣きしはじめるとめんどくさいんだった…
「わかった。わかったから。泣きやめ。俺が悪かったから」
「…ごめんなさいぃぃ」
あ、あれっ?ガチ泣き!?
えっ?え、どうしよう。一応コイツも女だし…女はあんまり泣かせない主義なんだけど…
「ご、ごめんて!彩颯!ほ、ホントごめん!」
やばい…どうしよう…
「……………………」
うわぁ〜…黙っちゃったよ…
普段うるさい奴が静かだと逆に怖いよね。
「い、彩颯?」
「…………ぶっ…くっはっ…ふはははっ!!な〜にマジになってんの?私がガチ泣きなんてするわけないじゃんwwwふはっ、あはははっ!やばっ…ひぃw…お腹痛いwwww」
…………………ブチン
「いろはさーん。なんなら颯人だけ泊めるって方法もあるんですけど?ニコッ」
「…えっとー、凪仁さん?…ごめんね☆」
「嫌だ❤︎出てけ。」
何が「ごめんね☆」だよ
嘘泣きって当たってたじゃねーか
「うわああああああっ!ごめんって!だから追い出さないでー!」
「はぁ…もういいよ…そのかわり家の仕事手伝えよ…」
「あいあいさー!」
とりあえず落ち着こう…
「……………はぁ」
俺は今日何度目かわからない溜息をつき自分の部屋に戻った
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