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4-7*
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荒い息遣いに混じって、くちゅくちゅと淫靡な音がする。
たまにベッドのスプリングが軋んで微かな音を立てた。
「ふ・・・ああ・・・・・・」
軽く目を閉じた俊明は自慰に没頭していた。
右手で根元を支えながら、左手で摘むようにして扱くと、少しもどかしい刺激に腰がじんじんして来る。
気持ちいい。
猛り切ったペニスは、先端からしきりに蜜を零す。
それを指に絡めて塗りこむようにすれば、摩擦が増して、またいい。
ここが自宅でないことなど、俊明の頭からすっかり抜け落ちていた。
だから、だらしなく開いた口から漏れる呻き声を押し殺そうともしない。
「何、してるのかな?」
聞き覚えのある声が耳に入っても、暫く状況が分からなかった。
声のした方を見ると、部屋の入り口にパジャマ姿の悟が立っている。
間抜けな格好の俊明を見つめる悟と目が合った。
悟の、いつもは後ろに撫で付けている髪が額に掛かっていて、どことなく雰囲気が違う。
「若い」
「え?」
「髪」
「? 何してるの?」
俊明の言葉に不思議そうな顔をして、悟が一歩踏み出した。
「・・・オナニー・・・・・・す」
途端に頭が回転しだして、ざあっと血の気が引く。
やばい・・・。
やばい、だろ?
何やってんだ、俺!?
や、オナニーだけど。
・・・・・・この状況はかなりまずいんじゃないだろうか?
ドクドクと鼓動が跳ねて、嫌な汗がじわりとにじむ。
どうしよう?
頭が真っ白だ。
「んっ!!!??」
突然下半身に直接的な刺激を受けて、腹筋に力が入った。
「悟さん? 何して・・・?」
悟の長い指が俊明のペニスを握っている。
ベッドの上に乗り上げた悟の右膝が、ぎしりとマットレスを軋ませた。
「何って、オナニーだろ?」
にっと笑顔を浮かべた悟の顔が近い。
いつもとは違う砕けた口調。
初めて見る男臭い表情に戸惑いを隠せない。
「せっかくイきそうだったのに、悪かったよな?」
「え、いヤ・・・・・・?」
「せっかくだから、手伝うぜ?」
「!」
目前に迫った悟の瞳に灯る色気に気づいて、俊明のペニスがどくりと脈打った。
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