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射精時の圧倒的な快感への誘惑と、口淫によるさざなみのような愉悦との狭間で葛藤する。
そんな俊明をからかうように、悟の動きは更に激しさを増した。
「・・・ふ・・・・・・んン・・・・・・」
じゅぼじゅぼといういやらしい音の合間に、悟の息遣いが耳に届く。
その間違いようもない"男"の声に煽られる。
「・・・ヤらし・・・・・・」
「ンっ」
思わず漏れた呟きに、悟の肩がひくりと動いた。
ゆっくりと俊明を見上げた悟の瞳が、細められる。
「・・・・・・う・・・あ、」
見詰め合ったまま悟の舌が俊明のペニスを根元から扱きあげる。
真っ赤な舌を見せつけるように、ゆっくりと。
ふと、いつか見たAVの女優を思い出した。
どこも似ていないが、何故だか悟と重なる。
男優のペニスを嬉しそうにしゃぶっていた彼女は、その後どうなったんだったか・・・。
献身的な愛撫を再開した悟にの口に擦り付けるように、俊明が緩やかに腰を前後させる。
「・・・っ・・・・・・・・・」
意識を快感に集中させれば、一回り大きく膨らんだペニスが硬度を増す。
硬く尖った亀頭の先を悟の上顎に押しつけて、ぎゅっと腹に力を入れた。
「!」
片方の手でペニスの根元を掴み、悟の頭を押さえて勢い良く腰を引くと、濡れててらてらと僅かな光を反射するペニスが姿を現す。
暖かな口内で暖められたそれは、むわむわと湯気をたてているんじゃないかと思う程熱い。
不思議そうな顔をした悟の顔の前で、グロテスクなブツがドクリと脈打つ。
「っく! ・・・・・・ふ、ん・・・」
「ぁ・・・!」
頭が真っ白になるような快感。
精を放つことだけが、俊明の頭を占拠する。
・・・そうだ。
男優の精液が、べっとりとそのイヤラシイ顔を汚したんだった。
ちょうど、この悟のように。
瞬間的に見開かれた真っ黒な瞳が、とろりと笑う。
ゆっくり伝う白濁が頬から口の端へと悟の顔を汚した。
ペロリと俊明の吐き出したモノを舐めた舌が口の中に消えると、口角がくっとあがって唇が弧を描いた。
「すげ・・・・・・イイ眺め・・・」
つられるように俊明の顔にも満足げな笑みが広がる。
これまで顔射したいと強く望んだことはなかったが、これは、なかなか、悪くない。
「・・・・・・たまんねえな、オイ」
急激な眠気に襲われて意識が沈んでいく中、悟の声が聞こえた気がした。
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