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修の葛藤。 Ⅸ
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「柚実ちゃん先輩~っ!」
「あれ、そんな走ってどしたの?」
柚実ちゃん先輩は、今日もやっぱり図書館にいた。
「何か、変だよ!」
「え?」
「京といると、すっごい苦しいの。息するのも上手くいかないみたいなんだよ? どうしよう…………」
「これキタ~~~~っ! フラグ!」
「え、何!?」
頑張って上手く伝えようとしてたら、急に柚実ちゃん先輩が叫びだしてびっくりする。
「何かうるさいと思ったら…………やっぱり柚実姉」
そこへ、ひょこっと涼くんが顔を出した。
「涼! ちょっとちょっと」
「もう、何?」
柚実ちゃん先輩が涼くんをくいくいと手招きする。
「………………」
柚実ちゃん先輩が耳打ちすると、涼くんがぎゅっと拳を握った。
「よっしゃキタ!」
「???」
涼くんまで柚実ちゃん先輩と似たようなことを言い出して、訳が分かんない。
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