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琉已君の彼氏さんは、先生らしい?
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野々宮先生が、琉已くんの背中に隠れてこっちを窺っている。
あれ?
野々宮先生って、「先生」っていうくらいだから、俺より年上だよね?
何か……可愛い?
「こら、隠れないの」
「だ、だって!」
「はい、こっちね」
膝に乗せられてる。
琉已くんが逃げられないようにお腹に手を回してるっぽい。
「ひゃうっ?!」
「ごめんごめん」
……俺は何も聞いてない。
「深澤」
「へ? 何?」
「そんな目ぇキラキラさせてこっち見てても、海琴さんはあげないからな!」
「べ、別にいいもんっ!」
何を言い出すの?!
その時、後ろからくいくいと袖を引かれた。
「?」
振り向くと、京が腕を引っ張って膝に座らせてくる。
「心配しなくても…………」
「リアルホモ来たーっ!」
「自分のこと棚に上げて!」
「俺はホモじゃない。腐男子だ」
何か向こうで騒いでる。
まぁ、それは放っとこう。
京にぎゅうってしたら、頭を撫でられた。
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