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「…おーいっ、あーさーひっ」
「…ふぇ?な、何??」
「何?じゃなくて……。。ボーッとしてたろ。」
「あ、、ごめん。。」
あの人誰なんだろう、夜人さんとどういう関係なんだろう、て事が頭の中を支配して、全然回ら無くなっていた。
知らない間に日も落ち、外は暗くなっている。
はぁ…。。
普通に考えれば、大人の夜人さんに付き合ってる女性の一人くらい居たって何もおかしい事じゃない。
夜人さんからしてみれば、子供の僕なんかと夕食することより、彼女さんとの一時を優先するのは当然だろう。
僕なんかに割って入る隙なんて、ない。。
「やっぱ、来るとき何か買ってくれば良かったかな。腹減ってきた。」
? あ、そうか。もうそんな時間だっけ。
いつもなら、とっくに夕飯食べてる時間…。
「僕、何か作るよ。健人は座ってて。」
「え? お、おう。」
今日作るつもりで買っておいた材料、傷んだら勿体無いし、使っちゃおう。
手早く下準備と調理を併行したのち、お皿に盛り付ける。
「わぁ、旭すごいな…!!」
「ロールキャベツとトマトとナスのグラタン。あ、グラタンは熱いから気をつけてね。」
「いただきます!」
健人がロールキャベツを口に頬張ると、目を見開いて此方をみた。
「お、美味しい?」
無言で大きく頭を縦に振った。
「えへへ…良かった。」
美味しそうに食べる健人に少し安堵して、自分も夕飯を食べ始めた。
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