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「ご馳走さまっ すっげー美味かった。旭って何でも出来んだな。。俺、お菓子作るのは好きだけど、料理はあんま出来ないから…才能あるって羨ましいよ」
「いやいや……そんなことないよ?」
その後も健人はすごく褒めてくれたり、自分で料理した時の失敗談を聞かせてくれたりして、楽しい時間が流れた。
少しだけ、夜人さんのことも忘れる事ができた。
ーーーー
「遅くまで付き合ってくれてありがとうっ。本当に助かった。」
「いいよ。美味しいご飯ご馳走になったし。んじゃ、またな!」
「うん!気をつけてねっ」
健人が見えなくなるまで見送った後、置きっぱなしだった洗い物に取り掛かった。
そういえば、夜人さんの部屋まだ灯りがついてなかったけど…まだ帰ってないのかな?
そんなことを考えていると、表で何か鈍い音がした。
そっと、玄関を開けてみる………。
「夜人さん……?」
例のごとく、また顔面から突っ伏している。
咄嗟に駆け寄って抱き起こすと、おでこの辺りから少し血が出ていた。
……てか、酒くさっっっ!
「ん、んん…ぁ、あ、はひくん?」
呂律回ってませんが……………。
とりあえず返事しとこう、
「はい、旭ですよ。大丈夫ですか?夜ひ……」
そこまで言いかけたところで、伸びてきた夜人さんの手に体ごと引き寄せられた。
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