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「あ……………、夜人さん…。目、覚めましたか?」
「…………み、ずを…。」
「あ、…ちょっと待って下さいねっ。」
夜人さんのそばに寄って、水を手渡した。
「ん…………あれ、ここ家…?」
「そうですよ、覚えてないんですか?」
じゃあ、さっきのも覚えてないってことか…。。
「すどう、彼女は…?」
「ついさっき帰って行きました。」
「そっか……。」
…………。何しゃべったらいいんだ…。
と、いうより…夜人さん飲んでたのもあるんだろうけど、凄く疲れた顔してる。クマもすごいし…きっと昨日も遅くまで描いてたんだろうな…。
僕もさっさと帰ろう…………、
「今日は…、」
?
「今日は…何作ったんだい?……ふく、…すごく、いい匂いした…。」
服…??
え、もしかしてさっきのは覚えてるの??
「え、えと、、ロールキャベツと、トマトとナスのグラタンです……。」
「…そっかぁ……。……ロールキャベツ、たべたかったなぁ」
その言葉があまりも切なげだったので、咄嗟に言葉が溢れた。
「またいつでも作りますから…。」
「…………ほんと…?…うれしい……。」
そう言って、夜人さんはまた寝息を立て始めた。
「本当に、ずるいです。夜人さん…」
そんなことを言われたら、期待しちゃうじゃないですか…。
夜人さんが風邪を引かないよう、毛布をしっかり掛けてあげてから、夜人さんの寝顔を見届けて、部屋を後にした。
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