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「はっ」
急に笑い始めた優都。
「あははははははは!!おかしいね。どうして、君が山城を嫌いなの?大好きの間違いじゃなくて?」
ひとしきり笑い終えた優都は冷たい声に戻り、ゆっくりとそう言った。
隣で七瀬の息を呑む様子が覗える。
かくいう僕だってこんな優都を初めて見たから、どんな表情しているかわかったもんじゃない。鏡で確認したいくらいだ。
「首締められてた?もし仮に本当だとしても、俺はもう君の事、好きになれないね。だって俺好きな人いるもん」
流れるように言い放つ優都。
七瀬はさっきまで押さえ込んでいたのか、はたまた怖くて泣けなかったのかはわからないが、泣いてはいなかった。
しかしそんな七瀬ももう限界らしい。
ついに七瀬は泣きだした。
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