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「ほら、流されちゃえよ。お前はあいつのことが忘れられないけど、俺に強引にヤられた。それでいいじゃん?」
またヘラヘラとした養護教諭に戻った。
でもポンポンとしてくれている頭の上の手がすごく暖かくて。
僕はこの温もりを求めているのかもしれない。
「せんせえ……。せんせえは、僕のことだけ思っていてくれる?それとも体だけなの?」
僕の質問にキョトンとしている先生。
きっと僕が体と心を切り離して考えられる子だと思っていたようだ。
それはもちろん。さっきまでは切り離せていた。
でも王子にフラレた今。愛のある温もりがただ、無性に欲しかった。
「……ごめんなさい。困らせた……」
なかなか答えを出してくれない先生に、先生は僕の体だけを求めていたのだと自己解釈する。
「別に、困ってないけど…。そうだな……お前がそう望むならお前だけにするよ」
「えっ!?」
「別に、そんな驚くことじゃないだろう?俺は好きになったら一途だぞ?」
なんておどけてみせる。
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