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「えと……好き?」
先生の言葉に妙な引っ掛かりを感じた。
「あ……口滑った」
その割に焦っているわけでもなさそうだ。
もしかして確信犯か。
「ふふっ」
笑った僕に不思議そうに首を傾ける先生。
「なにさ」
「いや、先生ってばかだなあ、って」
何か言い返してくるのかと思ったが何も言わずに僕の隣に腰掛けてきた。
「僕、そんなこと言われたら信じちゃうよ」
「ほんとだし」
拗ねたように口を尖らせる。
「僕、先生のこと、嫌いじゃないよ」
でも、好きなんだ。
あのひとが。
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