アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
お昼ごはん
-
「健ちゃーん!!」
お昼の鐘がなった途端に、松田がこっちに叫んできた。
あまりの声に教室中が静まり返る……訳ではなく、誰も気にせずにお昼ごはんの準備をする。
それもそのはず、鐘がなった途端に松田が俺に向かって叫ぶのは日常茶飯事なのだ。
そして俺は毎回、
「んだよ、うっせーな」
と素っ気なく返す。
「一緒にお昼食べよー!」
「はいはい、分かったよ。だから黙れ」
授業の片付けをしながら、とりあえず騒がしい松田を黙らせようとした。
「ヒュー、お前らほんっとラブラブだなー!羨ましいぜ!」
クラスメイトの男子が野次を入れてくる。
そう、俺らの関係はクラス…いや、学年公認なのだ。
はじめこそ偏見や非難はあったものの、最近ではほとんどの人が偏見を持たず、むしろ応援してくれている。
それ自体は嬉しいものの、何だか気恥ずかしい。
「……ってことなんだけどねー」
「ふーん。で、お前はなんて言ったの?」
「俺はー…」
お昼はいつも、この学校の中庭で食べている。
ほとんどの人が教室か屋上で食べているため、ここには全く人が来ない。
だから、いつも俺らはここで二人で食べている。
「そりゃ、お前がいけないんじゃねーの?」
「んー、やっぱり?」
今日の二時間目に松田がクラスメイトと喧嘩をしたらしく、昼ごはんを食べながら相談をされていた。
「……後で謝る!ありがと、健ちゃん!!」
「へいへい。てか、お前早く食わねーと時間無くなんぞ」
「わーー!!え、ちょ、ま…!」
「いーから落ち着け。」
「置いてかないで!!」
「当たり前だろ?なんでお前を置いてかなきゃなんねーんだよ」
「健ちゃん……!!」
何だかんだで、こいつとの昼ご飯は好きだ。
*****
うーむ、なんかよく分からん。笑
ほんとよく分からん……。笑
カップル感があんまないっす………。
あ、次回はちょいと健ちゃん襲われるかもしんないっす←
今度こそカップル感を…!!
はーる*
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
3 / 4