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「やったー!また俺の勝ち!」
「あーあ」
「あーあって……叶多全然悔しそうじゃないじゃん」
「うん、悔しいっていうより……僕みたいな下手くそに付き合ってくれるから、嬉しくて」
「……またそんな事言うし」
ゲームはやはり惨敗で……惜しい場面すら無かった叶多は悔しいとも思えないけど、こうして二人で遊べる事が何より今は嬉しかった。
「叶多はちょっと謙虚過ぎ!勉強だってトップクラスだし、性格だって優しいし……もっと自分に自信持った方がいいよ。叶多と友達になりたいと思ってる奴、結構いるんだから……」
「ありがとう。瞬がそう言ってくれるなら……自信、持てるように頑張ってみるよ」
「ホント真面目だなぁ……でもそうゆう所が好きなんだけどね」
「ちょっ、なにすっ……」
ふざけたように抱き締められて、体がビクリと跳ね上がる。
「ただのハグだよ……ってか叶多ビックリし過ぎ。言っとくけど俺、ホモとかじゃ無いから!」
「違っ、ただホントにビックリして……」
「……叶多、お前かなりのビビりだろ」
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