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「ここ何年かは会長が選んだ従者に、手を出すなんて誰もしなかったのにね。まあそれはそれで平和だったけど……お陰でずっと此処にいる生徒達は、波乱に飢えてる。そこに君が来たって訳。ここ一週間は様子を伺ってたけど……」
「やっ、やめっ……離せ!」
「ちょっ、暴れるなよっ!」
男が何か話しているが、全く耳には入って来ない。
ただ……本能的な恐怖心から必死になって暴れていると、流石に持て余した岩崎が苛立ったように舌打ちをして、叶多の身体を抑え込むように机の上へと押しつけた。
「うぅっ」
角が丁度鳩尾に当たり、叶多はえづくが構わずそのまま身体を表に返される。
「押さえろ」
「了解」
岩崎の声に二人の生徒が腕をそれぞれ押さえ付け、あっという間に叶多の身体は実験用の大きな机に仰向けに縫い付けられた。
「やめっ……!!」
「ガタガタ震えて情けないな……そろそろ諦めなよ」
顔を覗き込むようにして、男が告げて来るけれど、自分の意思では身体の震えを止める事なんて出来やしない。
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