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「躾は、最初が肝心だからな」
尻を軽く撫でられて、怯えた叶多は指をギュッと握り締める。
―――どうして、こんな……。
酷い仕打ちを受けるのか、全く以って分からなかった。
「また震えてるのか?未だ始まってもいないのに」
喉を低く鳴らす音。
嵐のようなこの時間に、終わりが見えて来ない事が絶望感を深くするが、だからといって永遠に終わりが来ない訳じゃない。
―――そうだ……いつか絶対、終わる。だから……。
「ひっ……やあぁっ!!」
バシリと空気を引き裂くような大きな音が鳴り響き、続いて臀部を襲った痛みに叶多の身体が大きく揺れた。
「あっ、あっ……あうっ!!」
続けて二度、三度……と尻を打たれ、容赦のない須賀の掌に堪らず逃げ出そうとするが、抑えて来る手は緩まないから爪が机を引っ掻くだけだ。
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