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何度も須賀に胎内(なか)で出され、終いには、強制的に自分も射精させられて……心も身体も疲れ果て、声すら出なくなってしまい……。
『これからは……俺に呼ばれたら直ぐに来い』
朦朧とした意識の中、須賀に掛けられた言葉にちゃんと返事をした記憶も無い。
意識が途切れる寸前に、これが全て悪い夢ならと叶多は強く願ったけど……そんな事はありえないと心の奥では分かっていた。
****
「っ、うぅ……」
意識が戻ってまず聞こえたのは激しい雨の音だった。
―――ここ……は?
軋むように身体が痛い。
重い瞼をようやく開くと、うっすら暗くなっていて……夕方なんだと思った所で記憶がハッキリ呼び起こされた。
「あっ」
小さく上げた掠れた声は、雨の音に容易に消される。
恐る恐る辺りを見ると、周りにもう人はおらず、生物室の机の上に放置された体には……どうゆう訳かグシャグシャになった制服が掛けられていた。
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