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「うっ」
手首を掴まれてビクついていると、カチャっと金属音が響き、次の瞬間布団を剥がれて叶多の身体が宙に浮いた。
「ひっ……やめっ」
手の自由は戻ったけれど視覚は依然戻らないから、状況が読めず不安になって叶多は思わず身体を捩る。
「大人しくしてろ」
「いっ……!!」
すると直ぐさま不安定な体勢の中で、ビシリと尻を叩かれた。
先程何度も叩かれたそこは、ジンジンと熱を持っていて……また打たれる恐怖に叶多は動きを止めて息を詰める。
「……っ」
掌を握り、次の衝撃に身構えていた叶多だが……ほどなく歩く震動を受け、須賀の肩に担がれていると分かって小さく息を吐いた。
きっとこのままトイレに連れて行かれるのだと思ったから……。
だけど予想は大きく外れ、固いフロアに下ろされて……目隠しを取り払われた瞬間、見下ろして来た須賀の表情を見て、自分の甘さを思い知った。
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