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「あ、あっ……」
ガチガチと歯が音を立て、まるで痙攣を起したように身体が小さく震え出し……自分自身では支え切れなくて背後に倒れ込んだ刹那……。
「……仕方無いな」
呟く須賀の声と共に、肩を片手で支えられ……タイルに頭をぶつけるのだけは、おかげで何とか避けられた。
「い……あ゛ぅっ」
「もう限界か?」
嘲るような声が聞こえるが、限界なんてとっくの昔に越えている。
視界一杯に映った顔を見詰める事も怖くて出来ず、頷きを返す事でしかもう返事が出来なくなっていた。
「そうか」
抑揚の無い冷たい声音が叶多の鼓膜に響いた途端、須賀の腕が膝裏に掛かって華奢な身体がフワリと浮く。
「あ゛っ……や、やぁっ」
「動くな」
まるで荷物か何かのように須賀に体を抱えられ、バスルームを出た所までは何とか意識を保っていた。
だけど、それ以降の叶多の記憶はかなり曖昧になってしまい……。
『ほら、出せ』
『うっ……うぅっ』
そのままトイレに連れて行かれてプラグを抜かれたその途端……体の芯を突き抜けるような解放感に襲われた事はっきりと覚えている。
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