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「小泉君は、散々ヤられてベッドの上から動けない。助けに行こうなんて事は、考えない方がいい」
「離せ」
「いい?瞬は今、従者になる事を了承した。だからたった今から俺の命令は絶対……だよね?」
「それは……」
「跪いて」
あくまで笑みを絶やす事なく告げてくる彼の低い声音に、瞬は身体を振わせながらも睨むように圭吾を見た。
「従者にはなる。だけどそれは出来ない。罰を与えるって言うなら、そうすればいい。それに……圭吾が何て言っても、俺は叶多を助ける」
「瞬はそう言うと思った」
クスリと笑みを浮かべた圭吾が
「冗談だよ」
と言ってくるけど、跪けなんて言われた事で心臓が音をかなり速めた。
「今は、瞬が従者になったってだけで嬉しいから」
「冗談だろう?圭吾が喜ぶ理由が無い」
「公表する前にガードを付ける。誰が良いか希望があれば聞くけど?」
「そんなの……要らない」
自分の言葉を軽くスルーされ多少の怒りが込み上げるけど、感情のままに動いてしまえばそれこそ圭吾の思う壺だ。
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