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「んっ……う゛ぅっ」
肌理(きめ)の整った白い肌が、薄紅に染まっている。
この部屋の中に充満している淫靡な空気の元を辿れば、細い身体をヒクつかせ、喘ぎを堪える姿が見えた。
「須賀会長、やり過ぎですよ」
「……誰が入って良いと言った?」
伊東の言葉に返事をしたのは不機嫌そうな須賀の声。
一年ながら会長になったその実力は認めるが、こんな行為を見てしまっては止めない訳にはいかなかった。
「ノックはしましたよ。理事長がお呼びです。出来れば小泉君とも会って話をしたいそうですが、どうしますか?」
鋭い視線を受け流しながら淡々と報告すると、僅かだが不機嫌そうに口の辺りが歪むのが分かる。
「いつ帰って来たんだ?」
「さあ……それは分かりません。会長の携帯が繋がらないと、ぼやいてましたよ」
部屋に備えてある内線に出た時はとても驚いたけど、タイミングは良かったようだと伊東は内心安堵した。
ここで須賀が出ていけば、ベッドで苦しむ小泉叶多を、一時でも休ませる事が出来るだろうと思ったから。
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