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「自分の立場、本当に分かってるのか?そんなつまらない言い訳が、俺に通用するとでも?ここまでの痕付けられて、覚えてねーは無いだろう?」
「そ、それは……」
「言え」
「あ、あ……」
鋭い視線に射抜かれながら、叶多はとにかく何かを言おうと、小さな口を喘ぐように開閉させる。
だけど……追い詰められたこの状況では上手い言い訳も見付からず、口を開いても声が出せなくて目の奥の方がツンと痛んだ。
「また逆らうのか?」
苛立ちを含む須賀の言葉に、焦りが心を支配する。
―――早く、何か言わなきゃ。
痛みも……そして快楽も、どちらももう受けたくなかった。
だから懸命に口を開いて言葉を紡ぎ出そうとするが、パニックになった頭の中へと突如映像が溢れ出し……叶多は瞳を大きく開くとカタカタ体を震わせはじめた。
「やっ……あぁぁっ!!」
「ちょっ、どうし……」
倒れそうになった身体を慌てて須賀が支えると、叶多は自ら喉の辺りを爪を立てて引っ掻き始める。
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