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「もっと大きく……小さい口だな」
「ふっ……んぅっ」
指を二本差し入れられ、舌を引かれて小さくえずく。
須賀の横合いに小さな箱が置いてあるのに気づいた時には、素早くこから取り出した器具を嵌められそうになっていた。
「う……う゛ぅっ」
指が引き抜かれ、何か金具のような物が侵入してくる。
それは叶多の小さな口では受け容れるのが困難な程、大きさのある物だった。
「咬まれちゃ洒落になんないからな」
何かバンドのような物を、頭の後ろに回してカチリと固定させてしまった須賀が、開きっぱなしになった唇を指の腹でゆっくりなぞる。
性の知識に疎い叶多は、開口具を見たのも勿論付けられたのも初めてだっが、自分にとって歓迎出来ない道具だという事だけは本能で理解出来た。
「ちゃんと戻って来れたから、今日はケツは使わないでやるよ」
その代わり……と付けたした須賀はズボンの前を寛ると、何の兆しもまだ見せていない自身を取り出し叶多の頭を片手で掴んで引き寄せる。
「ココで俺を満足させろ」
「ん゛っ!んうぅっ!!」
いきなりそれを口に突っ込まれて驚きの余り目を見張る。あり得ない彼のその行動に思わず身体を引こうとするが、そんな叶多の抵抗など意に介さないといったように、更に強く押し付けられて彼の下生えが唇に触れた。
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