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「イきたいか?」
問われてコクリと頷き返すと、須賀がニヤリと口角を上げる。長い時間の責め苦の中で、叶多の精神は摩耗して……既に頭は達する事しか考えられなくなっていた。
「ここ、痣になるかもな」
ずっと机に打ちつけられていた太股あたりを掴んだ須賀が、そこに唇を付けて吸い、その感触すら気持ちが悦くて叶多が爪先をヒクつかせると、アナルに注がれた彼の精液がタラリと零れて机に落ちた。
「あっ……」
「……お前を、信じる」
「……え?」
唐突に……何の脈絡も無く紡がれた須賀の言葉に、虚ろになった叶多の頭が少し正常に動き出す。
ーーー今、なんて?
それ程に、彼の口から出た一言は信じられないものだった。
ーーー聞き……間違え?
「……な…に?」
「信じるって言ったんだ。さっきお前が言ってた事を。それなら全て合点がいく」
「え……あっ」
ーーー信じるって……何を?
きっと落ち付いて考えれば、自分が何を彼に言ったか思い出せるに違いないが、疲弊しきった叶多の頭は考える事を拒否している。
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