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「気持ち悦過ぎて漏らしちゃった?」
「子供みたいだ」と喉で笑った唯人が叶多の上半身を、背中を支えて引き起こす。
「あっ……あぁっ」
「大丈夫だよ……俺は悠哉とは違うから、こんな事じゃ怒らない」
力が上手く入らないから、シーツに染みを広げる尿を止められず……身体も自分じゃ動かせないから、唯人に背中を預ける形で、自らの痴態を瞳に映す事しか出来なかった。
「や…なん……」
ーーーどうして?
「汚れちゃったから、身体を洗おうか……ん、叶多?」
ーーー唯は、本当に怒ってるんだ……だからこんな……。
急に身体を起こされたせいで血の気が引いてしまった為に、酷い目眩が叶多を苛み、視界が急激に狭まってゆく。
「ーーー薬が強過ぎたか」
意識が途切れてしまう寸前、冷酷な響きを持った声が聞こえた気がしたが……今の叶多にはそれを突き詰めて考えられる余力は残されていなかった。
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