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「っ……ゆい、ど…してこんな事……」
以前は全くそんな素振りなど見せた事の無かった彼が、豹変した理由が分からず懸命に言葉を紡ぐ。
いくら、散々思いにそぐわぬ行為を強いられ続けて来たとはいえ、唯人にまでされるだなんて本当に信じられなかった。
「どうしてって……叶多、いつからそんな事言えるようになったの?」
「ひっ…いぃっ!」
ペニスを握る彼の掌に力が込められ、痛みと恐怖に悲鳴が上がる。
「あ、ごめん。優しくするって言ったのに……叶多がおかしな事言うから、ちょっとビックリした」
痛みに体を強張らせると、すぐに力を弱めた唯人が優しい声音で囁くけれど、一度も彼に異論を唱えた事の無かった叶多には……自分が悪いと錯覚するのに十分過ぎる威嚇だった。
「……いい子だ」
大人しくなった叶多の項に唯人が軽くキスを落とすと、緊張を現すように身体がピクリと反応する。
右の掌で包み込んでいるペニスは萎えてしまっていたが、構わず何度も上下に摩れば苦しそうに呻きながらも僅かに硬度を増してきた。
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