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大好き
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僕は好きなものが二つある。
一つ目は女装。
僕は歴とした男なんだけど、ふわふわとかひらひらしたものが好きだ。
フリフリのレースのついたスカートとかね。
あれはたまらない。
最初は妹が着ているところを見てるだけで幸せだった。
でも足らない。全然足りなかった。
僕は幸いにも両親から上の中くらいの顔はもらっていた。
加えて筋肉がつきにくい体質だった。
そんな僕は女装をしても全く違和感がなかった。
だから僕は中学生の頃女装デビューを果たした。
僕は女の子になりたいわけじゃない。
ただ可愛い服を着たいだけ。
だけど妹は理解してくれなかった。
気持ち悪い、と言って離れていった。
友達も。
両親は何も言わなかったけれど、心の中では良い顔をしていなかったに違いない。
それでも有り余る金だけは出してくれた。
これはフツーじゃない趣味なんだ。
それを理解した僕は高校は一から始めたいと思って遠くの学校を選んだ。
誰も僕を知らないところへ。
でも無駄だった。
クラスメイトに僕と同じ中学の奴の知り合いがいて、そいつ僕が何故か気に入らなかったらしく学校中に僕の趣味をバラしやがった。
ムカついた僕は開き直ってバラされた次の日に女装して学校に行ってやったんだ。
学校は元々私服OKの学校だったからとびっきりのワンピースを。
僕に嫉妬したのかキーキー鳴く女子たち。
ニヤつきながらキモいという男子たち。
開き直ってからはもうどうでもよかった。
人の評価なんて気にしない。
誰も僕を理解しなくても褒めなくてもいい。
僕はやりたいことをやりたいようにやるんだ。
そう思った。
けど。
「可愛いじゃん」
一クラスメイトだった平凡な彼は全員が戸惑う中まっすぐにこちらを向いて笑顔でそう言ってくれた。
彼こそ、僕の彼氏、章吾である。
そう、二つ目の好きなものというのは章吾のこと。
口数は多くはないけどまっすぐで否定的な意見にも流されない。
照れ屋だし面倒くさがりだけど人の頼みを断れないお人好し。
僕はすぐ好きになった。
章吾は僕のことを好きだったけど最初それは女装してるとき限定だった。
今ではどっちも好き…ううん、2人きりのときだと女装してない方が喜んでくれる。
初めてシたときも、僕が女役やだなーって言ったら恥ずかしそうに僕にを受け入れてくれた。
今では少し身体を触るだけでも強請ってくるような淫乱になっちゃったけど。
そこもまた可愛い。
「ひ、なっ………やっ、だめ…」
章吾の『ダメ』はもっとっていう意味。
僕は男性器の形をしたグロテスクな玩具を更に奥に進めた。
「ひゃぁッ………」
たまらないという感じの喘ぎ声がすごく好き。
「ほんとっ………だめ、だ…っ、イッ、ちゃ」
気持ち良さそうで、だけど悲しそうな目が僕を見つめる。
自然と口角が上がるのを感じながら、僕は言った。
「どうしてほしいの?」
「ひなたので、イきたいっ……」
僕は玩具を抜くと躊躇いなくそのぐちゃぐちゃになった中を自分自身で貫いた。
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