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飼い主の、非日常。
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「よし、んじゃ」
「はい、また後で」
憂心の大学から目と鼻の先、勤め先の会社が見えた。
憂心と出会ってから、憂心のことしか考えていない気がする。
あいつが車を降りた後も、ぼんやりとさっきの会話を思い出していた。
3人兄弟だとか、弟がおまわりさんと付き合ってるとか、兄ちゃんがオレと同じ会社だとか……同じ会社って…なんか…緊張してきた。
いやいや、オレの方が歳上だし!偉いし!
ってなに考えてんだか…なんか、挨拶とかした方が良いのか?いやいや、急に話しかけられても困るだろ…
エレベーターに乗ってオフィスに入る。
いつもは自分の席に着いたらすぐに仕事を始めるけど、今日は少し違う。仕事をしながら憂心の兄を観察することにした。言い方悪いけど、気になるんだからしょうがない。あ、もう居た。いつも早いな…あれ、隣に居るのは加瀬だっけ。仲良いな…まさか…3人兄弟全員…いや、考えすぎか。
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