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朝、目が覚めて、背中に伝わる温かみはもう消えていた。
その代わりにリビングから聞こえる生活の音。1人で住んでたときは朝起きても夜寝るときも静かだった。
それがこうも変わるとは…
オレも変われたかな…
いつも通り和かな憂心に出送られて、気だるさ混じりで出勤する。
家に帰りたいな。なんて、思ったこともなかったのに。それに、憂心がこれからどうするか、ちゃんと聞いてない。
「はああぁぁぁ…」
「随分長いため息ですね。」
「ん?ああ、四ツ葉」
「お悩みですか。」
「うーーん…まあ、そんなもん。」
「……許せないですね。」
「何が?」
「いえ、何でもないです」
「そうか…?」
「はい、それより。今日お昼ご一緒してもいいですか?」
「まあ、良いけど」
「ありがとうございます、じゃあ、またお昼に。」
「ああ…」
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