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「じゃあ食うか、いただきます。」
ぱかっと蓋を開けると色とりどりなおかずが目に入る。
ちなみにお弁当箱は憂心が買ってきた。黒色で正方形、2段になってる。最近は寒いからか、スープとかが別についてて、ますます昼休憩が楽しみになった。
今日はクラムチャウダーらしい。
ああ…うま。
「そういえば、最近お弁当ですよね」
「お、気づいた?」
「気づきますよそれは」
「すんげえうまいぞ。」
「羨ましいです」
「お前…男前なんだから弁当作ってくれる女の子なんかたくさんいるだろ。」
「いませんよ」
「……」
爽やかな笑顔でそんなことを言われても説得力はまるでない。
「え、なんか疑ってます?」
「あたりまえだろ。」
「ふふっ、ところで、それは誰が作ってるんですか?」
「…この前言った甥っ子。」
「ああ、こないだの…」
「え、会った事あるっけ?」
「はい、接待の時に少し…」
「あっ、あ、あれか…」
何動揺してるんだオレ…!
あの時は恥ずかしい思い出しかないぞ…
「全然似てないんですね」
「ま、まあな。」
そりゃそうだ…
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