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良い加減に起こさなきゃだな…
寝顔を見始めてかれこれ30分、見過ぎだろ自分。
「憂心…」
ゆさゆさと揺らしながら名前を呼ぶ
「憂心」
「……むぅ?」
「おはよ。」
「おはよう…?」
眠そうに目をこすりながら挨拶をする憂心は新鮮で、少し、かわいいと思ってしまった。
「悪いな、起こして。」
「いえ…もう朝ですか?」
「うん。今9時30分くらい。」
「じゃあ朝ごはん作ってきますね…」
「あ、それなんだけど、オレも手伝っていいかな…?」
「えっ?」
「たまにはやらないと。」
「気を使わなくても良いですよ?」
「オレがやりたいだけだからさ」
「でもっ」
「憂心の邪魔はしないからっ、な?」
手を合わせてお願いする。
「んんー…邪魔はしても大丈夫ですけど、怪我はしないでくださいね?」
「うんっ!ありがとう!」
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